2014年6月5日

大雲取越 【熊野古道/中辺路】③

2014.1.11  〈熊野古道/中辺路/大雲取越〉


大雲取越【熊野古道/中辺路】① 
大雲取越【熊野古道/中辺路】②



続きです。


* * * * *


フラフラになりながら、なんとか辿りついたこの日のお宿。
今回は「小口自然の家」さんにお世話になりました^^



中学校だった建物を改装してお宿にされているということで、とっても楽しみにしていました!


建物のあちこちに、懐かしい面影を感じることができます。
廊下、お手洗い、食堂・・・。お部屋には校内放送のスピーカー。


お風呂をいただいた後、お食事です。
なんて豪華な!!食べきれないほど盛りだくさんです・笑!
ソロハイカーかな?と思われる方が3人いらっしゃいました。

ご飯をいただいた後は、倒れるようにお布団にイン!寒い夜でした。



* * * * *



翌朝・・・


美味しい朝ご飯からスタート!
お弁当と、水筒にお茶も入れてくださっていました♪
温かい気持ちになれるステイでした。ありがとうございます^^!



* * * * *



2日目は本宮大社までの【小雲取越え】。
外に出てみると、寒いー!


霜が降りていました。


さ!張り切って行きましょー☆
まずは「小口」から、小雲取越えのスタート地点である「小和瀬」へと向かいます。



・・・しばらく歩いていると、yoAの表情がどんどん険しくなる。。
というかストックが松葉杖状態!!

どうやら痛めた足首の復活は一夜じゃ無理だったみたい。


お天気はめちゃくちゃいい!
きっと百閒ぐらからの眺めは最高なはず!!

・・・でもでも、ここで無理は出来ないなぁと判断。
泣く泣く【小雲取越え】は断念することにしました(T.T)



* * * * *



ゆるハイカー、無理はしないがモットー^^

いったん小口の家に戻り、「本宮大社」までの戻り方をご相談。
とっても親切にしていただき、なんとかバスで戻ることが出来ました。
(この辺りのバスの本数は決して多くないのでちょっと大変です)


帰りのバスに揺られながら、「あぁー悔しいーー」「でも楽しみが先延ばしになったね♪」など話しながら、すがすがしい気分になりました。


帰り道、小口の家でいただいたお弁当を広げる。
大好きなめはり寿司ー!
紀南に行ったらぜひ食べておきたい名物です^^
手作りの優しさが尚嬉しかったー。





* * * * *





という訳で、今回の【雲取越え】チャレンジは終了しました。

今まで紀伊路・中辺路のルートを歩いてきた二人ですが、その中でも今回の大雲取越えはとっても印象深いものでした!
道のりはハードでしたが、古道の保存状態や美しさには本当に感動。
熊野古道への情熱がさらに高まりました。

次に挑戦する時は、万全の状態で、「大雲取越」「小雲取越」と続けて歩きたいなーと思います♪







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2014年3月31日

大雲取越 【熊野古道/中辺路】②

2014.1.11  〈熊野古道/中辺路/大雲取越〉



大雲取越【熊野古道/中辺路】① の続きです。



* * * * *



一旦林道に合流してしばらく歩くと、「地蔵茶屋跡」は後少しです。


この日は本当に寒くて、つららがあちこちに。
特に森の中は本当に冷えました。


そして地蔵茶屋跡の休憩所に到着。ここまでとっても長く感じました。
中で休憩することも出来ますが、わたし達は外で陽を浴びて休憩することにしました。


この日のお昼ご飯は、[ぺペロンチーノ・ポタージュ・イングリッシュマフィンのはちみつがけ]♪
ゆっくり調理する時間はなかったんですが、温かい物が食べたかったので簡単に温められるメニューにしました。


ここは日当たりがよくて気持ちよかったです。
お腹を満たしてカラダを温めたら、後半スタート!!



* * * * *





後半は二つの峠越えが待っています。
大きな石がごろごろ転がっている部分もあるので注意しながら歩きます。


ずーーと先の見えない坂道を見上げたら、コツコツと登っていきます。


上を見上げるとコレ本当に登れるの?と思うくらい、果てしなく続く石段。
その光景が圧巻です!!キツイけど、感動する景色。


時々、登ってきた道を振り返る。
達成感を感じながらパワーにしていきます。


まだ続くのかー、と見上げる。
でも歩いていくとちゃんと着くんですね。(当たり前・笑)



* * * * *




やっと登りが終わった!と思ったら・・・
今度は長ーーーい下り。先が見えない!
「胴切坂」というなんとも恐ろしい名称。これ、反対側から登るんだとしたら心折れそう・・・


実はこの雲取越を計画していた数日前、yoAは足首にちょっぴり不安を感じていました。
歩きだしたら大丈夫だろうと考えていたんですが、あまりに長く続く下りに増す痛み。
思わず顔を歪めて耐えています・・・ うぅ。


でも過酷にも終わらない下り坂。日没時間も近づいてくるし、気持ちは焦る。
コースの終盤にある「円座石」だけを楽しみに、励ましあいながら頑張りました。

そして・・・!!



* * * * *




「円座石(わろうだいし)」に到着!!
ここで三社の神様が腰かけてお茶を飲んだという言い伝え。

わたし達夫婦も熊野古道に興味を持ってから、ずっと来てみたいと憧れていた場所です。


カラダは疲れでヘロヘロ。
yoAは足首の痛みが限界寸前。
辺りも暗くなってきた。

けれど来たかった場所にこれて、その光景は本当に素晴らしく、しばし感動に浸りました。



* * * * *



ここからゴールの小口まではもう一息!!
すでにのろのろペースでしか進めない二人・笑。

なんとか無事に(?)、「大雲取越」を終え、この日のお宿へと到着しました。






大雲取越【熊野古道/中辺路】③ につづく・・・






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2014年3月26日

大雲取越 【熊野古道/中辺路】①

2014.1.11  〈熊野古道/中辺路/大雲取越〉


以前から憧れていた熊野古道【雲取越え】!!
高度800メートルの峠を越えながら歩く、中辺路最大の難所といわれているコースです。
熊野古道の中でも特に行ってみたいと思っていた「円座石」と「百間ぐら」も通過します。

まだ寒い1月、1泊2日で【大雲取越】【小雲取越】を歩く計画を立てました。



* * * * *


熊野古道を歩く際には現地までどうやって行くか、帰りはどうするか、しっかりと下調べが必要です。多くの場合バスを利用するかと思うんですが、バスの便数が決して多くはないからです。


わたし達は和歌山市から車にて本宮大社へ向かい、近くの駐車場に車をデポ。
そこからバスを乗り継いで那智山へと向かいました。
心配していた乗り継ぎも無事にクリア♪





那智山到着後、まずは那智大社と青岸渡寺にお参り。
朝早くでも参拝者さんはたくさんいます。


那智の滝も眺めることが出来ます。


* * * * *


パワーをもらったら、さっそく【大雲取越】スタート!!
コースタイムは約7時間(休憩込)。
日が暮れるのもまだまだ早い時期、先を急ぎます。


1日目の終着点「小口の集落」まで28個の道標が立っています。



いきなりの登り。息を切らしながら、古道らしい雰囲気にワクワクしながら。


 アップダウンが激しい大雲取越ですが、石段の保存状態がすごくよくて感動します。


* * * * *



急に開けてくる視界。そこには…


 那智高原。なんともノスタルジックです。


* * * * *


そして再び森の中へ・・・


 ひんやりと冷たい古道。
今年はもっと気温の低い雪山にも行きましたが、ここの冷え方はまた違う、独特の冷え方。
そんな気がするのはわたし達だけでしょうか。


途中通過する「亡者の出会い」と呼ばれる辺り。
悪霊ダルやガキが旅人に取り憑くという言い伝えが。空腹では通らないほうがいいそうです。


沢を渡って林道に出たら、お昼休憩をとる予定の「地蔵茶屋跡」はもう少し。





大雲取越【熊野古道/中辺路】②につづく・・・








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2014年3月18日

おひさしぶりです

随分長いこと放置してしまいました・・・



その間に色んなハイクを楽しんでいました♪



夏には【富士山、白山、弥山・八経ヶ岳、三星山、大台ケ原、葛城山】。

秋ハイクには、【金剛山、岩湧山、雨山、生石山】。
紀泉アルプスでは、【飯盛山、雲山峰、札立山、大福山、俎石山】。
この頃には素敵な山仲間達とのご縁があり、ハイクの機会も増えました。

雪山にも進出!
【稲村ヶ岳、高見山、観音峰、三峰山】。
念願の霧氷に感動しました。



熊野古道ももちろん歩いています:)
秋には【中辺路(滝尻王子~近露王子)】を歩き、
1月には【大雲取越】に挑戦!
おいおいレポしたいと思います。

同じ紀伊山地の霊道では高野七口の【高野町石道】にも歩きに行ってきました。
(こちらはyoyuのみ)


  ※ ヤマレコ書いてます⇒ yoyuのページ




こうして見ると、夏から秋・冬とたくさん歩いたなー。
2014年もどんどん歩きに出かけたいと思います。






よろしくお願いします♪

2013年5月7日

熊野古道 【紀伊路】 海南~紀伊宮原

お久しぶりの更新になってしまいました・・・

花粉症で引きこもっていた3月4月、
やっとマスクなしで外出できるーーと嬉しくなって、さっそく登山に出掛けたりしています。
登山のレポは追々に、今回は熊野古道の【紀伊路】の続きを。



【紀伊路】上にある、「JR海南駅~JR紀伊宮原駅」のコースを紹介します。
      紀伊路はJRきのくに線でお出かけ出来るので便利♪



では、「JR海南駅」からスタート!!



JR海南駅からのコースは、紀伊路の中ではポピュラーなコースです。
古道沿いの民家には、「熊野古道」と書かれた提灯などが多く飾られています。



スタートしてしばらく歩くと、辿り着くのが「藤白神社」。
全国の「鈴木さん」のルーツ。
木々に囲まれた素敵な神社です。

神社を過ぎると、藤白坂、みかん畑へと入っていきます。
紀伊路では何度かある「峠越え」、今回のコースにもキツーイ坂道が含まれています。
身体を前に傾けて、みかん畑の中をせっせせっせと登り、登る。



そしてご褒美は達成感とこの景色♪
みかん畑の向こうに海ーー!テンションが上がる瞬間です^^



森の中に入ると、高ーく伸びる竹林が待ってくれています。
立派な竹に囲まれて神聖な気持ちに。キツイ坂道での疲れも癒されるようでした。



途中で遭遇した団体さん。 気持ちよくご挨拶して元気が出ました^^
人気のコースゆえ、同じように歩いている方がたくさんいるので賑やかです♪
紀伊路では、日程やコースによって「歩いている人と全然会わないー」ということもあるのですが、やっぱり人がいると心強いー^^



そうそう、この日はちょうど秋祭りの日。
山路王子神社では「泣き相撲」の準備がされていました。
たくさんのカメラマンもスタンバイしていましたよ。



見どころが多くて、景色もキレイ。
坂道がキツイところもありますが、達成感と爽快感はやみつき。



また歩きたいなーと思えるコース。
JRでのアクセスも便利なのでオススメです^^♪





yoyuでした*



2013年2月17日

伊太祈曽の神社

こんにちは^^

今回は熊野古道の途中にある『伊太祈曽神社』についてですね。



紀の国、木の国ということで木の神様を祀っている神社で、お正月には伊太祈曽、竈山、日前宮の3社参りを行う方も多数おられます。





いちご電車、おもちゃ電車、たま電車で有名な和歌山電鐵貴志川線の伊太祈曽駅から徒歩数分で大きな鳥居が見えてきます。


鳥居の側にこんなワンちゃんがいたりして^^




赤い太鼓橋が有名な大変厳かな雰囲気の神社です。






結婚式を一日に一組のみ行う神社。

その結婚式がある日、一度も雨が降ったことがないという神社。




この日、晴れた日、一組の夫婦が誕生していました。


こんな素敵な神社、一度行ってみる価値ありですよ^^